工芸品をご販売前にアーカイブ撮影する意義

blog_2021-09-14

写真の左右には、工芸品や美術品にとって大きな違いがあります。

左は、カラーマネージメントを行った環境で撮影された写真で、例えば唇の色は1998年当時使われた色彩をほぼ正確に再現しており使用した染料の特定も可能です。*カラーマネージメントを行ったディスプレイで見る場合

右は、一般的なスマホやデジタルカメラによる撮影をイメージした加工例です。



ロンドベルでは「販売用」と「記録用」の考え方を分けて写真を納品させていただいています。

販売につかう写真

一般に、販売用の写真は利用用途に応じて加工、編集したものが利用されます。

この目的だけであれば、撮影環境を気にすることなくいつでも手軽に撮影が可能です。

最近のスマートフォンやデジタルカメラであればどなように撮影した写真でも商品写真として利用できる美しい仕上がりになります。

アーカイブ(記録に残す)写真

ご存じの方も多いと思いますが撮影から印刷までカラーマネージメントという手法があり、これは可能な限り、そのものが持つ正確な色を画面でみたり印刷する時に再現するものです。

このアーカイブ写真は、上記の販売用に撮影されたデータからは作ることができません。

より正確にいうと、シャッターを切る手前のカラーマッチングの工程が抜け落ちると、その後の工程ではどのようにしても色データはとりもどせない、ということになります。

照明や太陽のぐあいによって被写体の色が違って見えますが、これを補正して本来そのものが持つ元の色をデータとして最大限再現してデータに保存するのが記録用の撮影なのです。

技術の記録、継承

数多く資料が残るはずの工業製品でも「どんな加工だったか」等を記録用写真データを手がかりに再現する事例があると伺います。

美術品や工芸品ではなおさら、表面の素材や仕上げ工程を、正確な記録写真で残すことが重要になります。

色データを保ったカラーマネージメント環境での写真データは、作られた瞬間の技術を記録し、振り返る時の貴重な手がかりとしてご利用いただいています。


いま美術工芸品にかこまれたこの上野・浅草という土地で私が感じているのは、作品商品を作っていらっしゃる方には、ご販売される前に作品の姿を残すためカラーマネージメント環境での撮影をぜひともご検討いただきたい、という思いです。

撮影後にお見積りする、ご相談&テスト撮影も受け付けています。お気軽にお問い合わせください





当スタジオでは20年以上に渡ってデジタル撮影におけるカラーマネージメントの実績があり、すべてのスタジオ撮影はこの環境で行われています。

納品データにはこうした「販売用」と「記録用」の違いがあることをご説明させていただいています。

ご参考いただければ幸いです。








お電話でお問合せ

03-6802-7220 (TEL or FAX)

*Japanese



Webでお問合せ

*お手数ですが送信ボタン上部にreCAPTCHAのチェックボックスが表示されているかどうかご確認ください。表示されない場合はお手数ですが再度ページを読み直してからお試しください。


*English / Japanese

September 13th, 2021